快適な京都ライフを送るための家探し　立命館大学周辺エリア解説

　本学の学生は関西圏以外の出身者が多く、下宿率も50％を超える。この春から下宿を始める新入生に向けて、実際に生活している学生の声を基に、衣笠キャンパス周辺の各エリアを解説する。

　JR嵯峨野山陰線円町駅周辺は学生に人気があるエリアである。JRの駅から近く、京都駅までは電車で10分ほどで行くことができるため、帰省などで新幹線や夜行バスを使用する際には便利である。また、駅周辺はコンビニや飲食店、さらには大型家電量販店などもある。

　しかし、大学までは自転車で10分ほどであるが坂になっているため、登校時は毎朝坂道を上ることになる。また、駅から近いことが最大の魅力であるが、1回生時は基本的には平日は毎日登校し、さらに週末はアルバイトをする学生も多く、電車に乗る機会は少ない。

　学校のすぐ近くにある寺院、等持院を中心とするこのエリアは、静かな住宅街である。学校から近いため、9時から始まる第1時限の授業があっても余裕をもって朝を過ごすことができる。

　しかし、等持院エリアはコンビニやスーパーが少ないため、買い物が少し不便である。飲食店も少ないため、周辺にはアルバイト先も少ない。また、街灯が少なく、夜はとても暗い。

　京都を代表する観光地である世界遺産金閣寺は、学校から徒歩5分ほどである。世界遺産の近くに住むという京都らしい生活を送ることができる。金閣寺周辺は、コンビニ、スーパーマーケット、ドラッグストアなどが充実しており、また、近くに銭湯があるため、京都の寒い冬でもゆっくりとお風呂に入り温まることができる。

　しかし、学校へ行く道は急で長い坂になっていて、道幅が狭い。また、世界的観光地である金閣寺は連日多くの観光客が訪れるため、自転車の走行がしづらい。

　千本通と今出川通、中立売通の交差点である千本今出川・中立売エリアは、バス路線が充実しているのが特徴である。千本今出川から立命館大学行きのバスは3路線あり、雨の日でも楽に登校することができる。周辺にはスーパーマーケットやドラッグストアだけでなく、100円ショップや大手アパレル店、さらには銀行や郵便局などもある。

　しかし、千本今出川・中立売から学校までは自転車で15分、徒歩30分ほどかかる。また、学校へ行く途中に通る北野天満宮では毎月25日に縁日が開かれ、平日でも多くの人が訪れるため、自転車での走行の際には注意が必要である。