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作業をするハビタットのメンバー
作業をするハビタットのメンバー

 国際NGO団体「Habitat for Humanity」の立命館大学支部である「Rits Habitat」が2月28日から3月14日にかけて、インドネシアで住居を建設した。

「Habitat」は1976年に世界規模での住宅支援活動を目的にアメリカで設立されたNGO団体である。2001年には日本支部が開設され、現在では学生支部として30を超える大学の学生が活躍している。本学は2002年から参加していて、30人ほどの学生が活動している。

今春は16人のメンバーが活動に参加した
今春は16人のメンバーが活動に参加した

「Habitat」は1976年に世界規模での住宅支援活動を目的にアメリカで設立されたNGO団体である。2001年には日本支部が開設され、現在では学生支部として33を超える大学の学生が活躍している。本学は2002年から参加している。

 「Rits Habitat」は年に春と夏の2度、東南アジアを中心とした発展途上国で2周間ほどのボランティア活動を行なっている。今春は16人のメンバーがインドネシア・ジャワ島中部南岸にあるジョグジャカルタで2軒の住居を建設した。

 インドネシアでの活動は現地支部との協力で進められる。穴を掘り、セメントを流し込む土台作りから始まる。木を切って柱を立て、壁となるブロックを並べていくと、だんだんと家の形になっていく。

「現地の人が修復できなくなってしまうので、立派すぎる家は建てないのです。」

 インドネシア派遣のリーダーを務めた佐野公亮さん(産社3)はそう語る。現地の人が入手可能な資材で、安価に家を立てるということを大切にしている。

 

 この活動のやりがいについて佐野さんは世界の貧困を肌で知ることができると共に、人の役に立つことができることだと語り「日本に帰る時、現地の人が涙を流してくれた」と言って頬を緩めた。