各キャンパスから13名が出場「立命館大学生中国語スピーチ発表会」開催

 6月28日午後、立命館孔子学院が主催する「立命館大学生中国語スピーチ発表会」が衣笠キャンパス創思館カンファレンスルームで開催された。

 本大会は中国語学習者が日ごろの成果を発表する場として2006年から開催されており、出場者を立命館大学で中国語を学ぶ大学生に限定した発表会は今年で3回目を迎える。今年は衣笠キャンパスに加え、びわこ・くさつキャンパスや大阪いばらきキャンパスから13名の学生が出場し、自らの体験や将来の目標などを中国語で語った。

 スピーチは3分以内、全て暗唱で行い、審査基準は主に内容・発音・表現の3つであった。

身振り手振りを交えながら自らの経験を語る横山佳央さん。
身振り手振りを交えながら自らの経験を語る横山佳央さん。

 見事一等賞に選ばれたのは食マネジメント学部1回生の横山佳央さん。彼女は、「忘れることのできないカンボジア旅行」という題名で、高校時代にカンボジアに訪れて現地の小学生と交流して感じたことを発表した。「固定概念にとらわれることなく、自ら足を運んで経験することが大切」と自らの考えを聴衆に伝えた。

 横山さんは、高校生の時から中国語のスピーチコンテストに出場したいと考えていた。しかし、中学生の時に2年間台湾に住んでいたというバックグラウンドから、出場資格が与えられず出場を断念していたという。そして大学生になって本発表会に出会い、応募を決めた。発表会に向けては、毎日2時間発音の練習を重点的に努力を重ねたという。

 発表会終了後、「まさか一等賞をいただけるとは思っていませんでした。この経験を活かして、今後の中国語の学習に役立てていきたいです」と本大会の感想を語った。

発表会は終始和やかなムードで進められ、毎回の発表の後には司会者による出場者への簡単な日本語の質疑応答のやりとりもあった。
発表会は終始和やかなムードで進められ、毎回の発表の後には司会者による出場者への簡単な日本語の質疑応答のやりとりもあった。

 表彰は、立命館孔子学院副学院長代理・産業社会学部特任教授の文楚雄教授が行った。文教授は挨拶の際に、「発表会に出場した勇気を大いに評価したい。今年は特に皆さんが発音の努力をされていたと感じている。皆さんには、さらなる中国語の学習の努力をしていただきたい」と述べ、出場した学生にエールを送った。(堀ノ内)

発表会終了後、審査員と出場者の記念撮影の様子。
発表会終了後、審査員と出場者の記念撮影の様子。