2017年の衆議院選挙では、20代の投票率が全世代最低の33.85%を記録するなど(全体投票率は53.68%)若者の投票率は低迷。投票率の低さから「若者は政治に関心を抱かない」と言われています。参議院選挙まで2週間を切った中で、どう若者は政治に関わっていくべきでしょうか。若者目線から改めて考えます。
2017年の衆院選では、20代の投票率が全世代最低の33.85%(全体投票率は53.68%)を記録するなど、若者の投票率は低迷。投票率の低さから「若者の政治的無関心」が嘆かれる中で、「なぜ若者は選挙に行かないのか」を本学法学部准教授の村上剛氏に聞く。(聞き手=鶴)
「若者の政治的無関心」が嘆かれる中、若者はどう政治に関わっていくべきか。社会運動などを専門に研究している本学産業社会学部の富永京子准教授に話を聞いた。
(聞き手=鶴)
参院選の公示を控えた5月31日(金)、本新聞社社内で「大学生と政治について」をテーマに討論会を行った。
討論会に参加した8人の学生はそれぞれ選挙権を有しているが、3人の学生はこれまで投票に行ったことがなかった。
投票に行かない理由については自宅外生から「住民票を移しておらず、投票のためだけに地元に帰省することが面倒だ」という意見が挙がり、住民票を移さない理由としては「京都には大学生時代の4年間しか過ごさないため、わざわざ移したくない」「移しても京都の議員になじみがない」といった意見が見られた。
第25回参議院選挙が7月4日に公示され、21日の投開票日に向けた選挙戦がスタート。大阪選挙区からは改選数4に12人の候補者が立候補しました。本紙では6月26日までに出馬を表明した10陣営に取材を行い、若者目線で政策を聞きました。
公平性を期し、若者目線での政策を聞くため、質問は以下としました。
Q1 なぜ参院選に挑戦する挑戦するのか?
Q2 当選したら、注力したい政策は何か?
Q3 少子高齢化が進行している中で、社会保障制度は維持することが可能か?
Q4 高等教育無償化についての考えは?
Q5 最低賃金の望ましい在り方は何か?
Q6 ワーキングプアの問題にどう取り組むか?
Q7 アベノミクスを評価するか?
Q8国の借金が1100兆円を超えたが、どう考えるか?
Q9 若者に期待することは何か?
「身を切る改革」を掲げ、2期目に挑戦する東徹候補(52)。消費税増税の前に、行政改革が必要だと主張する。また「政治はマーケティングだ」と語り、若者に対しては「(投票に行けば)自ずと若者向けの政策が充実する」と政治的意識の向上を促す。
取材日=6月27日 (取材・写真=鶴)
2人の子育てに奮闘中の梅村みずほ候補(41)は、母親目線で「子どもたちが安心して暮らせる日本を作る」と意気込む。また本学OBである梅村候補は、学生に対しては「自分の国を諦めないで」と呼びかける。
取材日=6月28日 (取材・写真=鶴)
全国初の女性都道府県知事である太田房江候補(68)は、大阪府知事の経験(2000‐2008)から、「東京一極の是正」を掲げる。若者に対しては「やってみなはれ精神でのチャレンジを」とエールを送る。
取材日=6月27日(取材・写真=鶴)
尾崎全紀候補(48)は「既存の政治家はひどすぎる」と嘆き、今回の参院選は「維新をぶっ壊す」ための戦いだと位置づける。「(NHKから国民を守る党の存在が広く認知されれば)社会に不満を持つ人の支持が集まる。大阪選挙区でも十分に勝算がある」と自信をのぞかせる。
取材日=6月28日 (取材・写真=鶴)
幸福実現党から出馬している数森圭吾氏(39)は主な政策に「国防」と「経済政策」を掲げる。また大阪のマインドは「公共精神だ」と話し、お笑いチックで自虐的な「大阪人」のイメージ刷新を図る。
取材日=6月29日 (取材・写真)=鶴
弁護士として生活現場を知り、当事者の声に向き合い続けた亀石倫子候補(45)は、「ささやかで、かけがえのない自由を守る」というキャッチコピーを掲げ、立憲主義に基づいた政治を求める。
取材日=6月30日 (取材・写真)=鶴
労働者党から出馬する佐々木一郎候補(68)は、現在の資本主義を問題視し、社会主義の到来を展望する。そのために「資本に対する戦いを強める必要がある」と強調する。
取材日=6月28日 (取材・写真)=鶴
杉久武候補(43)は、公認会計士の経験から「財政の見える化」に取り組んだ1期目の成果を強調する。
また厚労省の不正問題など近年、頻発した行政の不適切な事案を挙げて、「行政の透明化が必要だ」と訴える。
取材日=6月26日 (取材・写真=鶴)
「8時間働けば、普通に暮らせる社会」を目指す日本共産党の辰巳孝太郎候補(42)はその一歩として、参院選での必勝を誓う。また若者に向けては「無関心ほど民主主義を腐らせるものはない」と政治への関心を促す。
取材日=6月27日 (取材・写真=鶴)
スリランカ出身で31年前に来日したにしゃんた候補(50)は、中間層の底上げを政策に掲げ、「日本人の笑顔を取り戻したい」と意気込む。
また最低賃金に関しては「2000円にチャレンジする」と大きな目標を掲げる。
取材日=6月30日 (取材・写真)=鶴
第25回参議院選挙が7月4日に公示され、21日の投開票日に向けた選挙戦がスタート。京都選挙区からは改選数2に5人の候補者が立候補した。本紙では6月23日までに出馬を表明した4陣営にアンケートで、若者目線から政策を聞いた。
※京都選挙区からは、他にオリーブの木の三上隆氏(88)が出馬します
※立命館大学新聞社としては、特定の政党や候補者の政治的主張に同意することはありません
※アンケートは文字数の制限をせず、全文掲載しております
第25回参議院選挙が7月4日に公示され、21日の投開票日に向けた選挙戦がスタート。滋賀選挙区からは改選数1に3人の候補者が立候補した。本紙では6月25日までに出馬を表明した2陣営にアンケートで、若者目線から政策を聞いた。(50音順で掲載)
※滋賀選挙区では、他にNHKから国民を守る党より服部修氏(45)が出馬します。
※立命館大学新聞社としては、特定の政党や候補者の政治的主張に同意することはありません
※アンケートは文字数の制限をせず、全文掲載しております