「徒歩」で各地を巡りながら新キャンパス・大阪いばらきキャンパス(OIC)を目指す紙面との連動企画。
第一弾は滋賀県草津市のびわこくさつキャンパス(BKC)からの出発です!
BKCから宇治まで実に30キロを越す非常に長い道のりでした・・・
まずはBKCの前にある名神高速にそってひたすら西へ。
びわ湖方面へ進路を変え歩みを進めしばらくすると、「建部大社」がありました。
日本武尊(ヤマトタケルノミコト)ゆかりの神社で、歴代の天皇陛下も参拝されているそうです。
このあたりで記者の1人の足に早くも不調が・・・。履きなれない靴で、靴ずれが起きていました。
近くのマックスバリュで絆創膏とパンを購入。
しばらく歩いて、「唐橋を制する者は天下を制す」でお馴染み、瀬田川に架かる「唐橋」が見えてきました。
天気はくもり。比叡山はじめ山々は見えません。
唐橋を渡り切って、国道422号線を南下し始めました。
この日長い時間横目に見ることになる川(瀬田川)沿いに進みます。
しばらく進むと各大学のボート部の施設があります。
瀬田川沿いにひたすら歩いていきます・・・
しばらく歩くと、紫式部ゆかりの「石山寺」の東大門(重要文化財)があります。
422号を進みます。見えてきたのは「瀬田川洗堰」。瀬田川に流れる水量を調整しています。
びわ湖は「京阪神の水がめ」。この堰によって貴重な水を守っています。
びわ湖マラソンのターニングポイントとしても有名ですね(この日の翌日はびわ湖マラソンでした)。
歩みを進めるとだんだん山道になってきます。歩道がないので横を通り抜けていく自動車が怖いです・・・
歩いているのは我々2人くらいです・・・
ときおり急流も見られる瀬田川。シーズン外でしたが急流下りも行われているようです。
歩くのがだんだんきつくなりだしました。特に靴ずれに加えて、足の付け根にも痛みが出だした記者の1人は苦しい時間帯です。
進むと厄除けで有名「立木観音」へ続く800段以上ある石段が見えてきました。しかし状況は良くありません。今後を考慮して昇るのは断念しました。
そして進む道は県道3号線になります。ここまで出発から12キロほどです。まだまだです。
雨が降り出しました。足取りは重くなる一方です・・・
宇治まで残り10キロほど。
川と山という同じような景色が延々と続くのも足取りを重くさせます。
やっと京都府。目的地までまだもう少しありますが。
川の名前が「宇治川」になります。
足の限界が刻一刻と迫ります・・・
宇治市内に入ります!
カントリーサインが嬉しかったです
日も暮れだした頃、天ヶ瀬ダムの発電所が見えました。
完全に日が暮れてしまいましたが、ゴールの京阪宇治駅まであと少しです。
久々の歩く人と信号機がありました。
さらに進んで、宇治川を挟んで対岸に見える旅館です。
灯りを見るだけで何だかホッとしました。
そして宇治川を渡り、ついに本日のゴール京阪宇治駅です。
着いたのは19時30分。
こんなにも時間が掛かるとは思いませんでしたが何とかゴール。
足を痛めながらも、延々と続く山道を乗り越えられました。
次回以降こんなことにはならないよう注意してまいります・・・。お疲れ様でした。
(阪田裕介、齊藤颯志)
紙面連動企画GO TO OIC!の第2弾。今回は宇治から伏見までの約10キロ。晴天の初夏の陽気。暑かったですが元気に歩きました。
JR宇治駅から旅の再出発!
宇治川に向かうと紫式部像があります。
源氏物語の最終章「宇治十帖」はあまりにも有名。
そして先日、改修工事を終えた平等院へ。
鳳凰堂は多くの観光客で賑わっていました。
平等院を後にし、この日は初夏の暑さもあり一同抹茶のアイスクリームを頂きました。
そして宇治橋から見た、宇治川の流れが涼しく感じられました。(しかし前回はこの川の上流・びわ湖から30キロも歩いてきたんですよね…)
その後は伏見まで一同歩きました。
途中山道もあって汗もかきながら…
(道半ばの京大とJR藤森駅)
深草から稲荷の駅周辺で立命館中高の生徒たちを横目に歩きました。
今年9月に同校は長岡京にキャンパス移転します。
そしていよいよ伏見稲荷に到着。宇治から2時間半ほどで着きました。
今回は前回のようにくたくたになることもなく、歩き切ることが出来ました。
そして次回はいよいよ京都市街へ歩みを進めます。GO TO OIC !の旅はまだまだ続きます!
(阪田、松田、福井、小林)
おなじみ(ですよね?)、紙面連動企画GO TO OIC!も第3弾。紙面がすでに発行されているにもかかわらず、遅れて申し訳ありません(執筆日:2014年7月27日)。
今回は6月15日に歩いた伏見から出町柳までの模様をお届けします。
紙面でも取り上げていますが、この日はサッカーW杯で初戦のコートジボアールに日本代表が敗北した日でした。BKCのパブリックビューイングの取材の後でしたが、「ドログバが凄いね」という話で少し盛り上がりました。
しかしながら真夏に近い暑さは、つらかったです。(実際、真夏の今からすれば、たいしたことなかったようにも思えますが…)
北へ少し歩くと、大伽藍(がらん)で有名な東福寺があります。
そして伏見といえばお酒ですよね。
そして東大路通を北へ向かいます。JRの線路の上から京都タワーが見えました。
一行は祇園周辺にやってきました。有名な八坂の塔がよく見える路地から「今日の一枚」をゲット(紙面にも掲載しました)。
京都らしい祇園の街を歩きます。
八坂神社の境内を通って行きました。
そのあと、浄土宗総本山、法然ゆかりの知恩院を抜けて歩きました。
近くのお土産物屋さんにて。「夕子」は5.6月号で特集した水上勉さんの作品が由来だそうです。
さらに歩くと見えてきたのは、平安神宮です。
一行は南禅寺方面、東へ。
南禅寺は臨済宗南禅寺派の大本山です。
そして哲学の道に向かいました。同志社大学の創始者、皆さんご存知の新島襄(および新島八重)のお墓が近くにあるのかと思いきや…この道標から(確か)往復1時間以上の場所にあるらしくお参りは断念しました。
日本を代表する哲学者西田幾多郎(1870-1945)が、歩きながら哲学したといわれる(本当かどうか知りませんが)「哲学の道」へ。
哲学の道の最後は、銀閣寺近く。
銀閣寺バス停のある白川通今出川から、今出川通を西方向へと進路を変えます。
この奥に登っていけば、足利義政の銀閣寺です。
そこから京大を抜けて、しばらく行ったところに本日の終着点・京阪出町柳駅はあります。
お昼から夕方まで、比較的余裕ある行程でした。
かと思いきや、周りに夕食を取れそうな店が無いので少し歩くことに…
今出川通をどんどん西へ、御苑、同志社も過ぎ…
西陣も過ぎ、結局千本通まで来てしまいました。
この日は出町柳から電車に乗ろうと思っていたのに、最後はJR二条から乗ることになってしまったのでした…
夕食はおいしく中華のお店「西陣飯店」で頂きました!
次回はいよいよ、立命館大の衣笠キャンパスへ向かいます。前半戦の最後は猛暑の京都を歩くかもしれませんが、がんばって新キャンパスへ向かいます!
(阪田裕介、松田貴之、福井優)
余計に歩いた分です...
Go to OICも第4弾を数え、後半に入りました。先日10月18日の午後に歩きました。
当日は秋晴れの抜けるような青空。秋の京都を歩くにはもってこいでした。
最初に向かうのは、世界文化遺産下鴨神社(加茂卸祖神社)。神聖とされ、清流流れる「糺(だたす)の森」が境内に広がっています。
同神社は紀元前90年に端を発したとされ、京都をひらいたとされる賀茂建角身命(かもたけつぬみのみこと)と、鴨川で禊(みそぎ)を行い子どもが生まれたという玉依媛命(たまよりひめのみこと)を祭っています。
古くは国家の行事や、歴代天皇がよく訪れる場所としても知られています。
境内には国歌で有名な「さざれ石」や、日本サッカー協会のキャラクターとして有名な八咫烏(やたがらす)の河合神社などがあります。
歩みを進め、鴨川を渡り今出川通りを西へ。
さらに同志社大今出川キャンパス(上京区)を経て、烏丸通りを南へ
京都御苑を横目に見ながら烏丸通りを一条通りまで南下しました。
そして一条通りを堀川通りまで西へ行くと、一条戻り橋が見えてきました。
堀川通りを少し北へ行くと、安倍晴明を祭る晴明神社(上京区)に到着。
一条通りに戻り、さらに西へ歩くと地名が「如水(にょすい)町」に。今年の大河ドラマ「軍師官兵衛」の黒田如水(じょすい)の邸宅がこの辺りにあったという。
そして少し北上し、再び今出川通りに。少し西へ行くと受験生に人気の北野天満宮(上京区)に着いた。
ご存じ学問の神様・菅原道真を祭り、お守りを持って帰る人々は絶えません。いつも神社前には修学旅行の観光バスが何台も停まっています。
旅の終盤、空が暗み始めた頃さらに西へ。春には桜できれいな立命大生にもおなじみ平野神社を通ります。
そして遂に今日の終着点、一区切りとなる立命館大学衣笠キャンパス(北区)に到着です!
3月のBKC出発以来、7カ月かけて一つの区切りとなりました。次回はいよいよ大阪方面へと歩みを進めていきます!
第5弾は秋の京都が「一大観光都市」であることを痛感させられたと共に、史上2度目の夜間ウォークになり少し苦しい道のりになってしまいました。
11月16日に歩きました。
衣笠キャンパスの北側を通る、「世界遺産ロード」きぬかけの道を東に向かいます。
世界文化遺産の龍安寺を過ぎ、しばらく歩くと同じく世界遺産の仁和寺が見えてきます。
同寺は宇多天皇が先帝の遺志を引き継ぎ888(仁和4)年に完成させました。
再び道を行くと立命館インターナショナルハウスⅡがあります。海外からの学生・研究者との交流を目的として立命館大が設置しています。
近くにある宇多野ユースホステルと、どうやら間違えられることが多いようです。
さらに東へ進むと広沢池があります。時代劇撮影が行われたり、松尾芭蕉など多くの歌人が歌を詠んだとされる歴史ある人工池です。養殖コイでも有名ですね。
広沢池を過ぎると、周りは京北地域(右京区北部、旧京北町)の田園が広がっています。とっくに稲刈りは終わってしまっていますが、かかしが何体もずらっと並ぶイベント(といっても全く人はいませんでした…)が開催されていました。
人がまばらな京北地域の次は、逆に人で溢れかえる嵯峨・嵐山。
特に嵐電嵐山駅から渡月橋にかけては観光客でごった返しています。観光都市京都の中でも、1年を通して最も込み合う場所のひとつが嵐山ではと思います。
天竜寺の紅葉です。
桂川に架かる渡月橋も観光客でいっぱいでした。
その後、阪急嵐山線沿いに一路南へ。
途中、松尾大社の横も過ぎながら歩きます。
そうこうしていると、日は暮れすっかり夜になってしまいました。秋の夜長のウォークが始まってしまいました…
その後は、府道67号「西国街道」を南下。
京都市を後にし、向日市、長岡京市を行きます。
右の写真は阪急西山天王山駅前の調子八角交差点ですね
いよいよ大山崎町に入ります!
そしてそして午後8時半、やっとのことで今回の終点阪急大山崎駅に到着しました!
次回はいよいよ最終回。新キャンパスOICへ無事たどり着けることを祈るばかりです…
(阪田裕介)
2014年3月から約1年に渡ってお送りしてきたGo To OIC!もいよいよ最終回。前回終着点の阪急大山崎駅(京都府大山崎町)から再出発し、旅の終着地で建設が進む大阪府茨木市の立命館大大阪いばらきキャンパス(OIC)にたどり着くことができました。
12月21日午前10時半、年末の寒空のもと大山崎駅を出発です。
前回に引き続き「西国街道」を東に向け出発しました。JR山崎駅は阪急大山崎駅からあるいて3分ほどの距離です。
ここで第1弾での宇治まで道のりで足を痛めて大変だったあの記者と合流。10か月ぶりのコンビでの旅となります。
山崎と言えば、羽柴秀吉と明智光秀が対した「山崎の戦い」(1582年7月2日)が戦われた場所です。
そしてウイスキーのサントリー山崎蒸留所もあります。昨今はもっぱらNHKの朝の連続小説「マッサン」効果で、工場見学者が絶えないようです。
その後、西国街道さらには国道171号線を東に歩きました。
やがて高槻に着きました。
大阪府を代表する中核都市。茨木市の隣町で新快速が停車します(まだ茨木駅には停まりませんが、将来的には停車が検討されているそうです)。
西国街道をみたび東へ。しばらくすると伊勢物語に出てくる芥川を渡りました。春には鯉のぼり千匹が空を泳ぐお祭りでも有名です。
さらに進むと今城塚古墳と併設の歴史館があります。
今城塚古代歴史資料館には古墳時代をはじめ古代の歴史史料が数多く展示されています(入場は無料)。
西国街道を後にし、茨木方面へ東に進みます。
途中、明治製菓の大阪工場。チョコレートの大きなオブジェがあります
そして阪急茨木市駅に到着。いよいよ終着点も近づいてきました。
いよいよ新キャンパスの建物が見えてきました!
(茨木市中条の市民体育館の横から見た写真です)
そしていよいよ1年の旅の終着地点、立命館大の新キャンパス「大阪いばらきキャンパス(OIC)」に到着です!
思わず、写真も撮ってしまいます。
思ったより広大なキャンパスであるという印象でした。
2014年3月から6回にかけてお送りしてきましたGo To OIC!。BKCから衣笠を経て、無事OICにたどり着くことができました。
OICが開学すると、なお一層各キャンパス間の交流が薄れる可能性があります。しかし今回私たちが3キャンパスをつないで歩いたように、とは偉そうには言えませんが、キャンパス間の交流は失ってはならないと考えます。
とにかく、1年間本当にお疲れ様でした!
(阪田裕介、齊藤颯志)