―これはゲームである。そして、物語である―
劇団月光斜の本年度卒業公演「ガーネット・オペラ」が11月1日より衣笠キャンパス学生会館小ホールにて開演される。戦国時代を舞台とした本作は月光斜にとって久しぶりの「和もの」。史実とは違ったファンタジー要素を楽しむことができるという。
衣笠キャンパス学生会館内の稽古部屋では、本番まで1週間を迎えた劇団員が最初から最後まで通しの稽古をおこなっていた。劇の演目が決まった2ヶ月前から週6日、本番に向けて稽古している。
演出のあおのゆきさん(法4)は「大学生活のほとんどを月光斜に費やしてきた。最後にいいものを作りたい」と意気込む。
月光斜は今年で立ち上げ50年で、所属する劇団員は50人近くいる。本学で年4回の公演を開催していて動員客数は年間2000人を超える。
本作の舞台は戦国時代。天下統一を目前にした織田信長が家臣や敵対する武将を巻き込んで「ガーネット・オペラ」と題した宝探しゲームを始める。しかし、その裏では権威回復を図ろうとする足利義昭によって陰謀が画策されていた。さまざまな思惑が交錯しながら、物語は「本能寺」へと向かう。
「ガーネット・オペラ」の意味については「もちろん物語と深く関係しています。ただその意味は作品を見てのお楽しみということで」と明かしてくれなかった。
「大学生の圧倒的な勢いを体感して欲しい」と自信を見せるあおのさんが語る見どころは迫力ある殺陣。映画やドラマとは異なる「生モノなところを楽しんで欲しい」という。
公演は11月1日から3日間5公演。チケットは一般500円 詳しくは劇団月光斜HPより。
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