【女子ホッケー・15年ぶり王座奪還】 沼田主将インタビュー

 本学女子ホッケー部が、全日本大学ホッケー王座決定戦で15年ぶり2度目の優勝を果たした。沼田沙綾主将(産社4)が「快進撃」を振り返った。  取材日=7月13日    (鶴)

―今シーズンはどういう目標で戦ってきたのですか。

 前半戦の目標として、関西リーグ優勝と王座決定戦での優勝を掲げてきました。昨年はタイトルが取れず、悔しい思いをしました。その悔しさをバネに練習から「日本一になる」と口にしながら、チーム内で意識付けをしてきました。でも、関西リーグでは5月19日の決勝戦で天理大に、日本リーグでも6月9日に東海学院大に敗れ、勝てない時期が続いていました。主将としても「結果を残さなければ」というプレッシャーを感じていました。

 

―そういった中で迎えた王座決定戦。チームの状況は。

 試合を追うごとにチームの変化を感じました。初戦の早稲田大戦は緊張で動きが硬かったのですが、それから特に気持ちの面で強くなりました。象徴的なのが準決勝の東海学院大戦です。第1Qで先制を許しましたが、第3Qで逆転し、2―1で勝利しました。今までなら先制されると「シュン」となることが多かったのですが、この試合は点を取られてから盛り上げて、勢いで勝ちました。

見据えるのは今秋のインカレ制覇である(女子ホッケー部提供)
見据えるのは今秋のインカレ制覇である(女子ホッケー部提供)

―決勝の相手は日本代表選手も多く在籍する強豪の山梨学院大でした。

 在学中に1回しか山梨学院大に勝ったことがなかったので「ぶつかるだけだ」という思いでした。山学大は個人プレー中心のチームなので、私たちは「チーム力で勝とう」という戦術で

した。序盤から五分五分の展開で、0―0のままハーフタイムを迎えました。前半は自分たちのプレーが出来ていたので「このまま続けていこう」と話し合い、後半戦に臨みました。第3Qで先制し、1点を守りきりました。日本一を達成した瞬間は「このチームで勝てて良かった」という思いが溢れました。

―決勝から1週間(取材時)、今日も練習があるのですね。

 王座決定戦は目標の1つでしかないので、次の目標である今秋のインカレ優勝に向けて始動しています。いろいろなチームが「打倒・立命館」で向かってきます。挑戦者の気持ちで戦います。