【キャンパスを彩る6輪の花】「ミスキャンパス立命館2019ファイナリスト決まる」

 ミスキャンパス立命館2019のセミファイナルイベントが7月5日に、立命館いばらきフューチャープラザ1階イベントホール(茨木市)にて開催され、今年度のファイナリストが選出された。

 12名のセミファイナリストの中からファイナリストに選ばれたのは、津田朋佳さん(文3)、西尾ゆいさん(国関2)、渕上杏佳さん(スポ健3)、大木陽菜さん(スポ健3)、中林奈々さん(経済2)、中村桜子さん(心理2)の6名である。

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【cafebar marimoの挑戦】「学生4割引きで千本北大路に若者の活気を」

 昨年秋、千本北大路にオープンした「cafebar marimo」。衣笠キャンパスから徒歩20分ほどの場所に位置し、立命館大学生からも絶大な人気を集めている。その魅力はなんといっても「学生全品4割引」だ。事業を開始した森村柚午社長に開業の経緯や店の特徴について話を伺った。

cafebar marimoと周辺地図。
cafebar marimoと周辺地図。
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各キャンパスから13名が出場「立命館大学生中国語スピーチ発表会」開催

 6月28日午後、立命館孔子学院が主催する「立命館大学生中国語スピーチ発表会」が衣笠キャンパス創思館カンファレンスルームで開催された。

 本大会は中国語学習者が日ごろの成果を発表する場として2006年から開催されており、出場者を立命館大学で中国語を学ぶ大学生に限定した発表会は今年で3回目を迎える。今年は衣笠キャンパスに加え、びわこ・くさつキャンパスや大阪いばらきキャンパスから13名の学生が出場し、自らの体験や将来の目標などを中国語で語った。

 スピーチは3分以内、全て暗唱で行い、審査基準は主に内容・発音・表現の3つであった。

身振り手振りを交えながら自らの経験を語る横山佳央さん。
身振り手振りを交えながら自らの経験を語る横山佳央さん。
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「人の役に立てる臨床心理士になりたい」ミス立命館2018グランプリ王奕涵さんインタビュー

ミスキャンパス立命館2018でグランプリに輝き、全国の大学のミスキャンパスの中から日本一を決めるミスオブミス2019ファイナリストにも選ばれた王奕涵(おうやくかん)さん(心理3)。約1年間の活動を振り返ってもいらいながら、彼女の素顔に迫った。

(堀ノ内) 取材日5月13日

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学生運動をテーマにした企画展示 「当時の学生の姿を知ってほしい」

 1969年、全国的な学園紛争の渦の中で、立命館は騒然とした雰囲気に包まれていた。前年12月に発生した「新聞社事件」に端を発して、1月には中川会館が一部学生の手によって封鎖。閉じこもった学生と封鎖を解除しようとする学生が衝突し、多数の負傷者が出た。2月、立命館大学は期末試験の実施を中止し、一部(昼間部)の全科目の筆記試験をレポート試験に変更する。

 立命館の学生運動から50年。当時を振り返る企画展示「―学生と運動の風景―」が2月9日より、立命館大学国際平和ミュージアムで始まった。本企画はさまざまな時代の若者のあり方を見つめる「京都青春時代」のパート3であり、「学生運動から50年という節目に、社会問題を真剣に考え、何かを変えようとした当時の学生の姿を知ってほしい」と同館学芸員の兼清順子さんは企画の意図を説明する。

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 McAfee提供停止 「ネットの危険性 再認識を」

  立命館大学は2020年3月31日にこれまで学生や教職員に無償配布していたマルウェア対策ソフトウェア「McAfee」の提供を終了することを発表した。提供終了は、近年OS標準のマルウェア対策ソフトがMcAfeeと同等の性能を備えるようになった情勢や卒業と同時にライセンスが失効することによる危険性を踏まえ、11月6日の立命館情報基盤整備委員会で議決された。今後は各OSに標準で入っているマルウェア対策機能の使用を呼びかける。

ウィルス対策 新たな次元に

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紅葉に色づく京都

紅葉に色づく保津峡(京都市右京区 亀山公園)
紅葉に色づく保津峡(京都市右京区 亀山公園)

  秋の紅葉といえば「京都」と連想する人も少なくない。

 嵐山(京都市右京区・西京区)では11月末に紅葉が見頃を迎えた。渡月橋周辺をはじめ宝厳院や天龍寺、常寂光寺などコース設定をして紅葉を楽しみながら歩いたり、嵯峨野トロッコ列車に乗って保津川の渓谷沿いの紅葉を列車内から眺めたりと嵐山に行けば自分なりのプランで紅葉を楽しむことができる。

 

 

嵐山、紅葉の見頃

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「僕たちはどう戦争を語り継ぐか」

 アジア・太平洋戦争の終結から73年。被爆者の平均年齢は80歳を超え、戦争体験の語り部がいなくなる時代が近づいている。戦争体験者なき時代に私たちはどう記憶を継承していくのか? 戦争の記憶継承の可能性を取り組みと共に考える。(鶴)

「非戦争体験者が語る原爆の実相」

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探偵!ナイトスクープ30周年 立命OBのプロデューサーにインタビュー〈後編〉

ナイトスクープを手がける奈良井プロデューサー
ナイトスクープを手がける奈良井プロデューサー

 人気バラエティ番組「探偵!ナイトスクープ」(朝日放送)が、今年で放送30周年を迎えた。30周年に際して奈良井正巳プロデューサーにインタビューを行った。同番組を手がける奈良井プロデューサーは本学のOB。後編では、探偵!ナイトスクープを始めとする番組制作についての話をお伝えする。(聞き手 石井)

―長寿番組に携わるということで、特別な意識等をすることはありますか。

 「探偵!ナイトスクープ」は30年の歴史がある番組で、やはり重圧がある。歴史や伝統を守っていかなければならないが、守るためには常に新しいことをやっていかないといけない。だから、古ければ古いほど、新しいことをやらなければいけない比重が増えてくるんだよね。要するに、VTRを出しても「これ、前やったやん」とか「同じような結末、前にあったやん」というのをボツにしていく。新しい演出方法を思いついたらそれを入れていく。みたいなことは常に意識していますね。そしてほかの番組と比べて関わる人が多い。VTRに出演する一般の方も含めると、かなりの人が出ている番組。そういう人たちの思いを裏切らないようにというのは考えてやっています。面白くしゃべってくれた人は面白く、頑張ってくれた人は頑張っている様子をそのまま放送する。

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探偵!ナイトスクープ30周年 立命OBプロデューサーにインタビュー〈前編〉

ナイトスクープを手がける奈良井プロデューサー
ナイトスクープを手がける奈良井プロデューサー

【6・7月号紙面より/WEB版特別編集】

朝日放送テレビの人気バラエティ番組「探偵!ナイトスクープ」(毎週金曜日よる11時17分から放送)が、今年で放送30周年を迎えた。30周年に際して、番組を手掛ける奈良井正巳プロデューサーにインタビューを行った。奈良井プロデューサーは立命館大学のOB。前編では、本学での学生生活についての話をお伝えする。

 

―本学での学生生活で印象に残っていることはありますか。

  僕は劇団立命芸術劇場という演劇サークルの出身なんです。授業には最低限しか出ずに、朝から晩まで演劇をやっていた。年に何回か公演があって、演劇、演劇、バイト、演劇、演劇、バイト、授業ぐらいの感じでしたね。ほんまに芝居やってる印象しかないなあ。今はなくなってしまっていたけど、以学館の倉庫が僕らの部室で、そこに午後から集まって発声練習をしたり、ケンカしたりしていたのが一番の思い出ですかね。ケンカしたり、仲良くなったり、笑ったりみたいな。あとはくれたけ、東門を出たところにあった定食屋さん。べんけいとかも行っていた。あとジャンボのお好み焼きをよく食べていた。あとは太秦映画村でバイトをしていた。時代劇のエキストラのバイトで、行ったらヅラを被せられて、着物を着せられて、1日8000円ぐらいもらえていたな。でも、演劇部の先輩と行くから、その8000円をすぐに飲みに行って使ってしまって。バイトで言うと、わら天神にあったお好み焼き屋さんでバイトをしていた。ほとんど遊んでる記憶しかないねんなあ。

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「叶えられる子供たちの夢がある」 学生団体IROHAがクラファンに挑む 

笑顔を見せるIROHAスクールの子どもたち(IROHA提供)
笑顔を見せるIROHAスクールの子どもたち(IROHA提供)

「安心して勉強できる環境を」

 本学を拠点に活動している国際協力団体「IROHA」がクラウドファンディングを始める。期間は10月27日から11月30日までで目標額は100万円だ。寄付は全額、カンボジアのタケオ州ドンパー小学校の再建資金に当てられる。また11月中旬にはカンボジアでの活動などをまとめた本を出版する予定だ。

 

カンボジアでは中学も義務教育であるが就学率は17%ほどにとどまる(IROHA提供))
カンボジアでは中学も義務教育であるが就学率は17%ほどにとどまる(IROHA提供))

 カンボジア北東部にあるオースヴァイ村。ラオス国境に近い人口1000人ほどのこの村には8年前まで中学校がなかった。その現状を変えるためにIROHAがNGO団体JRFC(Japan Relief For Cambodia)と連携してオースヴァイ村に中学校を建てた。「IROHAスクール」と名付けられたこの学校では現在、13歳から17歳まで100人ほどの中学生が学んでいて、中学校への就学率は80%以上にまでなった。ほぼ100%の卒業生が高校まで進学していて、村人からは「学校が出来て本当に感謝している」と喜ばれている。

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学生の出来ることから一歩ずつ 

作業をするハビタットのメンバー
作業をするハビタットのメンバー

 国際NGO団体「Habitat for Humanity」の立命館大学支部である「Rits Habitat」が2月28日から3月14日にかけて、インドネシアで住居を建設した。

「Habitat」は1976年に世界規模での住宅支援活動を目的にアメリカで設立されたNGO団体である。2001年には日本支部が開設され、現在では学生支部として30を超える大学の学生が活躍している。本学は2002年から参加していて、30人ほどの学生が活動している。

今春は16人のメンバーが活動に参加した
今春は16人のメンバーが活動に参加した

「Habitat」は1976年に世界規模での住宅支援活動を目的にアメリカで設立されたNGO団体である。2001年には日本支部が開設され、現在では学生支部として33を超える大学の学生が活躍している。本学は2002年から参加している。

 「Rits Habitat」は年に春と夏の2度、東南アジアを中心とした発展途上国で2周間ほどのボランティア活動を行なっている。今春は16人のメンバーがインドネシア・ジャワ島中部南岸にあるジョグジャカルタで2軒の住居を建設した。

 インドネシアでの活動は現地支部との協力で進められる。穴を掘り、セメントを流し込む土台作りから始まる。木を切って柱を立て、壁となるブロックを並べていくと、だんだんと家の形になっていく。

「現地の人が修復できなくなってしまうので、立派すぎる家は建てないのです。」

 インドネシア派遣のリーダーを務めた佐野公亮さん(産社3)はそう語る。現地の人が入手可能な資材で、安価に家を立てるということを大切にしている。

 

 この活動のやりがいについて佐野さんは世界の貧困を肌で知ることができると共に、人の役に立つことができることだと語り「日本に帰る時、現地の人が涙を流してくれた」と言って頬を緩めた。

 

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慟哭の村 人道危機に瀕するロヒンギャ

 イスラム教徒ロヒンギャの問題で揺れるミャンマー。政府軍などによる迫害で70万人ものロヒンギャが隣国のバングラデシュに逃れた。ミャンマー政府は国際社会からの非難によって帰還政策を打ち出したが、その道筋はいまだ不透明である。

 この国で一体、何が起きているのか。

 本紙記者がロヒンギャの村を取材した。

アラカン王国の首都であったミャウー
アラカン王国の首都であったミャウー

 ミャンマー西北部に位置する町・ミャウー(Mrauk U)。15世紀から18世紀にかけて繁栄したアラカン王国の首都で、美しいパゴダ(仏塔)が歴史のなごりを感じさせる。この古都から南におよそ5キロ。東南アジア最大の人道危機にさらされているロヒンギャの暮らす村があった。

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国際情勢を身近に:国際平和ミュージアム 春季特別展

 4月14日(土)から7月16日(月・祝)まで本学国際平和ミュージアムにて企画展『ヤズディの祈り 林典子写真展』が催されている。

林典子氏はフォトジャーナリストとして世界各地を飛び回り、ニュースにはならない人々の物語を伝え続けている。今回の写真展では2016年12月に出版された写真集『ヤズディの祈り』から珠玉の作品が出展されている。 

ヤズディは独自の宗教や信仰を持ち、イラク、イラン、トルコ、シリア周辺地域で暮らしている少数民族であり、人口は世界全体で60万人ほどだとされている。ヤズディ教の教義は口承でのみ伝えられ、教徒の子として生まれなければ教徒にはなることが出来ない少数派宗教である。

しかし、ヤズディはその信仰を「悪魔崇拝」とするISなどから幾度も弾圧や迫害を受けてきた。そして2014年に大規模な襲撃をうけ、約5000人が殺害され、6000人を超える女性が性的被害をうける惨劇に見舞われ、故郷を追われることになってしまった。

残された人々は難民としてドイツなどに渡るか、難民キャンプや逃げ込んだ山林など故郷を離れて暮らすことを余儀なくされている。

この展示では、何世代にもわたり営んできた日常を突然奪われたヤズディの人々を、惨劇の被害者としてではなく、今を生きるひとりの人間として捉えた写真を多く見ることが出来る。

  「ヤズディの人々に降り掛かった悲劇ではなく、私たちと同じように生きている個人に視線を向けることで、学生の身近な関心事になればいい。これからの国際世界の担い手となる学生が考える機会になればいい」と展示担当の田鍬美紀さんは言う。

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「文化遺産と危機管理」 ユネスコチェア 立命館大で開催

 立命館大では8月28日から9月16日まで、ユネスコチェア「文化遺産と危機管理」が実施された。

 この研修は2006年にユネスコチェアに認定されて以来、立命館大学歴史都市防災研究所で行ってきているもので、国内外問わず文化遺産保護と防災の専門家を招いて、文化遺産および歴史都市の価値を踏まえた防災計画を作成する手法を習得することを目的としている。 

 今年度は、独立行政法人国立文化財機構の研究員が講師として動産文化財の救出などについて研修を実施したほか、外部講師の講義を室員が聴講し、世界の文化財防災について学んだ。

 最終日には立命大を会場に、研修者による国際研修の成果報告やこれからの動産・不動産の文化遺産防災と国際的な協力についても話し合う公開シンポジウムも開催された。

 

《ユネスコチェアプログラムとは》

 高等教育機関における教育・研究活動を大学間ネットワークの中で推進し,国境を越えた知識の交換を促すことを目的としている。ユネスコチェアプログラムは、1992年の事業開始後、ユネスコ加盟国の高い関心を集め、2007年10月末時点で、125ヵ国の760教育・研究機関において、630のユネスコチェアと67のユニツインネットワークが設立されている。

 

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時代祭29年ぶり中止 台風21号が文化行事にも影響

 10月22日に開催を予定していた京都三大祭りの一つ、時代祭が台風21号による天候不良のため中止された。主催する平安講社は予備日として設けられていた23日も天候の回復が見込めないとし、今回の決断に至った。中止となるのは29年ぶりのことである。

 時代祭は平安遷都1100年を記念して1895年から始まった祭りで、約2千人が時代ごとの衣装や祭具を身に着け、京都の歴史を表現する。約2キロに及ぶ長い行列は京都の風物詩であり、毎年国内外から多くの見物客が訪れる。

 非常に勢力の強い10月の台風は街の看板や木々だけでなく秋の名物行事まで吹き飛ばしてしまった。

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学生証を提示して優待を 学生割引制度紹介

 暖かくなるこれからの季節、文化や歴史を味わってみてはどうだろうか。立命館大学の学生であれば受けられる2つの優待制度を紹介したい。

 一つ目は、京都市キャンパス文化パートナーズ制度だ。公益財団法人大学コンソージアム京都に加盟している大学の学生であれば、文化施設で優待を受けることができるというものだ。立命館大学は公益財団法人大学コンソージアム京都に加盟しているので、この制度を利用できる。登録・入会手続きが必要だが京都市情報館のホームページから無料で会員証を入手できる。学生証と会員証とを提示すれば二条城や京都市動物園等に100円で観覧できたり、通常の拝観料より安く入館可能だ。

大政奉還の場となった二の丸御殿大広間
大政奉還の場となった二の丸御殿大広間

 二つ目は父母教育後援会が主催する「キャンパスメンバーズ」という制度だ。こちらは、学生証を提示すれば無料で主要な博物館や美術館を観覧できる制度である。

 それぞれの制度によって優待対象の施設が異なるので、予め確認してほしい。対象の優待施設は各ホームページから確認できる。

是非この制度を利用して多くの芸術や歴史に触れてはどうだろうか。

 今回はこの制度を利用して二条城へ行った。二条城といえば、二の丸御殿が有名だ。二の丸御殿には、1867年(慶応3年)10月に15代将軍徳川慶喜が諸藩の重臣を集め、大政奉還を発表した舞台である大広間があり、二条城の中でも人気スポットとなっている。

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くるり 20周年記念ライブを立命館大で開催【紙面より】

ロックコミューン部室にて20周年ライブを行うくるり(撮影:渡辺一生)
ロックコミューン部室にて20周年ライブを行うくるり(撮影:渡辺一生)

 2016年9月1日で結成20周年をむかえたロックバンド、くるりが9月1日に結成の地である衣笠キャンパスでスペシャルライブを開催した。

 くるりは立命館大学在学中に岸田繁、佐藤征史、森信行らによって結成されたロックバンドで、今回のライブは現在脱退した森信行を交えて行われた。 

 ライブはインターネットで生中継され、結成当時の話を加えながら、約1時間半で全11曲を演奏し、20周年記念を自ら祝した。

 

 

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海神(わだつみ) 2015.6・7月号より

 大きな声では言えないが、ある筋から盗聴テープが手に入った。テープの中身は、なんと某日の政権与党の会合の様子。ここだけの話ということで、こっそり中身をお教えしよう...

▼「国立大学への例の先月の通知。反応はどうだ?」ある議員が切り出した。どうやら議論の中心は、国立大学改革についてらしい。問われた議員が答えて「ああ、人文社会科学系学部を縮小しろ、という通知だね。やはり、大学教授からの批判は多いな」

▼すると別の議員が「文系の学問は実社会では役に立たない。そのくせ人間や社会の本質・問題点を考えようとするから批判的思考力が身に付く。簡単に批判的思考力なんか持たれてもね」と話す。どこからか「政府の批判ばかりするようになるだけだ」という声も

▼「文系を盛んにしても、批判勢力が強くなるだけだ。いつぞやの3人の憲法学者みたいな者が増えるぞ」と衆院憲法審査会で安保関連法案が、3人の憲法学者全員に違憲と判断された話も出てくる。最後に誰かが一言「このまま縮小させた方が国家のためになろう」。テープはここで終わっている

▼以上は、もちろん記者の創作である。畏れ多くも朝日新聞の名コラムニスト、故深代惇郎さんのある日の「天声人語」から体裁を拝借した

▼だが、先月25日の自民党若手議員の勉強会「文化芸術懇話会」の一幕を見ると、永田町では、本当にこんな会話がされていそうな気がする。記者の杞憂(きゆう)だろうか。

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【文化雑感】知識人死して、言論も死す?

2015年6・7月号より

 

 現在の日本の言論状況は、決して高次な水準だとはいえないだろう。特にネット言論は、確かな知識に基づかない論評や感情論であふれかえっている。

 では、ネットを中心とする言論の在り方はいつ始まったのか。その萌芽(ほうが)は1990年代にあった。90年代は言論活動の在り方が、大きく変質する兆しとなる出来事があった。

 

 一つは戦後日本の言論界を支えた多くの知識人が死去したことだ。丸山眞男が96年、川島武宜が92年、大塚久雄が96年、福田恆存が94年、司馬遼太郎が96年に死去した。

 もう一つは95年にウィンドウズ95日本語版が発売されたことだ。これは現在のインターネット社会の起点となった。

 以上のウィンドウズ95の発売と知識人たちの死は、言論活動の媒体が新聞・雑誌からインターネットへ、担い手が知識人から大衆へ、と移行したことを暗示しているように思えてならない。

 それまで言論活動は、知識人によって新聞や論壇誌などを通じて、上からの啓蒙という形で行われていた。しかし、90年代以降のネットという新たな言論空間の登場により、自分の考えを誰でも自由に発信できるようになった。つまり上からの言論に対して、下からの言論が実現した。

 ネット言論については、前述したように現在さまざまな問題が生起している。どれも送り手の稚拙さや無責任さからくるものが多い。

 現代は、昔と違い誰でも言論の送り手になれる時代だ。ならば、より多くの人が、思考の基礎に知性や教養が必要なはずだ。ネット言論の時代だからこそ、改めて知性を養い、それを基に思考し、表現することの重要性が認識される必要がある。「知識人死して、言論も死す」とはならないようにしたい。 (福井優)

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