総長選挙2018:11月4日投票 学生の一票 学園の発展決める

【2018年6・7月号紙面より】

 

 吉田美喜夫・現総長の任期が今年12月末で終了することに伴い、11月4日に総長選挙が行われる。

 総長は学校法人立命館が設置するすべての大学・学校の教学を総括し、学園全体の教育の質の向上や研究高度化のために重要な役割を担っている。また総長は立命館大学の学長も兼ねており、学園の教学の責任者として、学園を先導していく存在だ。

 次期総長の任期は4年で、2019年1月から2022年末まで。今回の総長選挙では「学園ビジョンR2020」の後半期計画を着実に遂行し、2030年代を見据えた新中期計画の策定とその実行をリードする総長を選ぶ。まさに今後の立命館学園の発展に大きくかかわる重要な選挙となる。

 本学の総長選挙は、アメリカ大統領選挙のような「間接選挙」の形式で行われる。学内からは学生・院生、附属校の高校生、教職員、理事、評議員などの区分から、学外では校友や父母団体の区分ごとに「選挙人」を選出する。総長候補者推薦委員会から推薦を受けた総長の候補者を、選挙委員らが選び、新総長として選出する。

 4月の理事会で総長選挙の実施要綱が決定され、投票日が11月4日に決定。5月末までに各区分から選出する選挙管理委員が決まった。学部学生の選挙管理委員は全学選管の委員長を務めた学友会常任副委員長の弘岡大和さん(経営4)だ。現在は各区分で総長候補者推薦委員を選出している。学部生の推薦委員は学友会常任委員長の山本朔さん(生命4)に決まっている。

 7月末以降、各区分で選挙人の候補者に対する投票が行われ、10月初頭に選挙人が決定する。この選挙人選挙には、高校生、学部生、大学院生など学園のすべての構成員が投票権を持つ。選挙人選挙の日時や場所は各学部など区分によって異なるため、各区分による公示を確認してほしい。

 総長の候補者は3~5名で、同じく10月初頭に行われる総長候補者推薦委員会で決定される。同委員会では、総長に相応しい人格、学術研究や国内外の教育に関する識見を有する人物を選出する。

 選挙人による投票は11月4日に朱雀キャンパスで行われ、有効投票の過半数を得た候補者が新総長として選出される。

 総長選挙は今後の学生生活を左右する重要な選挙だ。選挙人選挙への投票など、積極的に参加してほしい。

(吉武)