「理工学部の人はトイレに行けません」
こんなステッカーが昨年10月、本学びわこ・くさつキャンパス(BKC)構内の各地に貼りだされ、物議をかもしました。ステッカーは全部で4種類。「生命科学部は飢餓に苦しみます」など二度見してしまうようなモノも。
「一体、何の目的でステッカーを作ったのか?」
ステッカーを製作したSustainable Week実行委員会の中西優菜さん(生命科学3)と当時メンバーだった白鳥克哉さん(23)に話を聞きました。
(鶴) 取材日5月20日
―どのような経緯でステッカーを制作されたのでしょうか?
中西さん:もともとは昨年のSustainable Week(詳細はコチラ)の企画として、SDGs(持続可能な開発目標)の取り組みを知ってもらうために作りました。「ステッカーだったら身近にSDGsを感じてもらえるのでは」という期待をこめました。
白鳥さん:BKCを地球に見立てています。「10億人がトイレに行けない」と言うよりも、「もしBKCが地球なら、理工学部生に当たる割合の人がトイレに行けないのだよ」と伝える方が、問題を「他人事」ではなく「自分事」として感じられるのではないかと。
―なぜステッカーだったのですか?
白鳥さん:立命館地球環境委員会が2016年に作成した「水の無駄遣い」を啓発するポスターをBKC構内で毎日、目にしていました。そうすると否が応でも水問題を意識させられて。このような学生の目に入るような取り組みは良いなと思いました。それから慶應義塾大でSDGsを研究している蟹江憲史先生の研究会の活動からも着想を得ました。同研究会は2016年秋にSDGsの17個の解決目標を描いたステッカーを大学内に貼りだして話題になっていました。
中西さん:4種類計900枚のステッカーを作成し、Sustainable Weekの前日にBKC構内に貼りだしました。残ったステッカーはSustainable Week当日にブースで配布しました。
―ステッカーの影響は?
中西さん:それがトラブルで剥がさないといけなくなったのです。大学事務局への申請が上手くいっていなくて(苦笑)
白鳥さん:去年のフィードバックを生かして今年こそは(笑)まだステッカー企画をやるかは未定なのですが…
ステッカーには若干の残部があるそうです。お問い合わせは立命館大学Sustainable
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