スポーツを通じて、持続可能な開発目標(SDGs)の取り組みを考える「エキスポーツ2019」(立命館大学Sustainable Week実行委員会・立命館大学COIアクティブ・フォー・オール拠点共催)が5月26日に本学びわこ・くさつキャンパス(BKC)で開催された。
会場となったスポーツ健康コモンズでは、車いすバスケ体験や大縄大会などユニークな企画が催され、300人を超える来場者がスポーツに触れ合った。エキスポーツの責任者である岸本俊輝さん(理工3)は「予想よりも多くの人が参加してくれた。学生だけでなく地域の人も巻き込んだ取り組みになったことが大きい。スポーツがSDGsを考えるきっかけになれば」と顔をほころばせる。
家族連れの姿も目立ちバランスボール教室では、親子が汗を流した。同教室を主催した江藤沙織さん(34)は、自身も3人の子どもを持つ母親で、子育て時に運動不足に陥った経験から「ママが気軽に参加できる運動の必要性を考えた」と言う。その上で「健康を守ることは、医療費削減など社会の持続サイクルの構築に繋がる。SDGsの取り組みを難しく考えるのではなく、身近なものとして取り組んでほしい」と期待を寄せた。
今年の10月にはBKCを「小さな地球」に見立て、社会の持続可能性を考える「Sustainable Week」が開催される予定。岸本さんは「今回の経験を活かしていきたい」と意気込む。
SDGsとは
「すべての人に健康と福祉を」「貧困をなくそう」など17の目標達成に向けて国連が2015年に掲げたSDGs(持続可能な開発目標)。達成期限の2030年に向けて本学内でも機運が高まっている。本紙電子版では、Sustainable Week実行委員会の協力を得て、SDGsに関する特集を組んでいる。
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