「JR西日本と提携 協力の基盤を整備」

京都鉄道博物館のSL前で行われた締結式(大学提供)森島理事長(右)と三輪正稔JR西日本京都支店長(右)
京都鉄道博物館のSL前で行われた締結式(大学提供)森島理事長(右)と三輪正稔JR西日本京都支店長(右)

 学校法人立命館は西日本旅客鉄道株式会社(JR西日本)との連携・協力に関する協定が3月25日に京都鉄道博物館(下京区)で締結した。立命館が鉄道事業者と連携協定を結ぶのはこれで3件目となる。

 協定の内容には①地域連携事業として学術研究、教育、健康、スポーツ、地域文化伝統の継承と振興・発展②技術の振興および地域貢献③魅力あるまちづくりの推進④人材の育成⑤各々が有する資源の相互利用の5つが盛り込まれた。長期的なまちづくりを目指す一方、具体的な連携内容については今後、検討していくことになる。

 大阪いばらきキャンパス(OIC)は地域・社会連携を教学コンセプトの一つにしており、JR沿線に位置している。今回の協定はJR西日本の掲げる「沿線地域の活性化」と大学の教育活動の理念が一致したことで実現した。協議の中で大学の教育活動の活性化、地域の活性化および将来必要とされる人材の育成等の取組を進めることを確認し、連携協定に発展した。本学OIC地域連携課の植松幹雄課長は「この連携協定はあくまでも両者の協力関係を強化する第1歩だ。今後さらなる連携の具体化を図り、学生にとって有意義な取組につながるよう検討していきたい」と今後の展望も含めて語った。

  OICではこれまで、地域住民向けのイベントやホッケースクールなどの地域の子ども向けの取組みが行われてきた。今後JRが参画することで、告知等のさまざまな協力が期待できる。学生にとってもこの協定が結ばれたことで、さまざまな協力が期待できる。(小板橋)