「バーチャル平安京AR」アプリで都を疑似体験

アプリで見ると現実の風景に平安時代の建物が現れる
アプリで見ると現実の風景に平安時代の建物が現れる

【2018年6・7月号紙面より】

 

 AR(拡張現実)の技術を用いて、平安京の景観を現在によみがえらせるスマホアプリ「バーチャル平安京AR」(Android版・無料)の配信が開始された。

 このアプリは、本学文学部の矢野桂司教授と株式会社キャドセンターが共同で開発したもので、京都市による復元模型をもとに平安京を3Dモデルで再現した。

 アプリで実際の風景にスマートフォンをかざすと天皇在所の大内裏にあたるエリア(南北1.4㎞、東西1.2㎞)の平安時代の景観を疑似体験できる。京都駅前の羅城門模型にはARマーカーが設置され、その場から360度、当時の平安京の様子を楽しめる。  (西山)