4月2日、2019年度立命館大学・大学院入学式がみやこめっせ(京都市左京区)にて挙行され、世界20の国と地域からの649人の国際学生を含む学部生、大学院生合計で8826人の新入生を迎えた。
今年から新たに本学学長に就任した仲谷善雄学長は「大学は社会の中にあり、社会が抱える課題の解決へ積極的に取り組むべきだ。みなさんも社会に目を向けて自分なりの社会への貢献の仕方を考えてみてほしい」と述べた。また、仲谷学長は「社会が大きな変革期を迎える中、大学の役割は変革の中から新たな価値や意味を見出し、人々に的確な方法として提案し、社会を動かす人を育成することだ」と述べ、そのような人の例としてAppleを創業したスティーブ・ジョブズ氏を挙げるなど、情報理工学部の教授らしさが見られる祝辞を披露した。
1回目の式では今年度から大阪いばらきキャンパスに開講したグローバル教養学部の新入生が英語でスピーチし、「自分自身の文化を大切にしながら、相手の文化を受け容れることはとても重要だ。これをグローバル教養学部で身に付けたい」などと学生生活の目標を述べた。
入学式後に行ったインタビューで、グローバル教養学部の女子学生は「学部の1期生なので、何か分からないことがあったときに頼れる先輩がいなくて心配だ」と不安を見せたが「私たちが初めてなのでこれから同学部が良い学部と言われるようにしたい」と抱負を語った。また、娘が国際関係学部に入学するという韓国人留学生の保護者は「本人が望んで留学に来たからには、日本での学生生活を楽しんでほしい」と語った。
平成最後の入学生となった8826人の新入生。これからの「令和」の時代で送る大学生活に前向きな声が多く聞かれた。
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