OICでウィルチェアーラグビー大会 立命館大が初めて運営協力

 9月23日、24日に立命館大学大阪いばらきキャンパスで、ウィルチェアーラグビー日本選手権の予選リーグAが開催された。一般社団法人日本ウィルチェアーラグビー連盟と本学産業社会学部が共同で主催し、この大会の運営に本学が携わったのは今回が初めてである。

 この企画は産業社会学部スポーツ社会専攻の松島剛史教授が立ち上げた学部プログラムで、4月から活動をスタートし、産業社会学部3回生を中心に約40名がボランティアとして運営に携わった。

 

 大会当日には、学生ボランティアが受付・タイム・会場設営・チームサポーター・試合整備・広報など様々な役割を分担して活動。他にも、大会だけでなく地域交流イベントとして、車いすラグビー体験会や選手によるトークショーも行われた。直接選手とふれあうことで、競技についてより知ってもらうことも目的の1つとしていた。

 また、このプロジェクトの代表の有尾綾菜さん(産社3)は「この企画を運営するにあたってたくさんの人たちと関わり、自分たちが持っている障害者に対するイメージや距離感が当事者とは違うことに気付いた。選手はそれぞれ前向きに、自分のペースで競技に取り組んでいる。スポーツを通して障害の有無にかかわらずみんなが混ざり合って共生できる社会でありたい。今年初めての企画であったが、次の世代に繋げていきたい」と語った。